訪問看護ステーション立ち上げ時の必要物品一覧と費用目安

「訪問看護ステーションを立ち上げたいけど、どんな物品が必要?どのくらい費用がかかるの?」と疑問に感じていませんか?機器や備品の準備は、スムーズな運営とサービス品質を左右する大切なポイントです。

この記事では、訪問看護ステーション立ち上げに必要な物品の一覧と、それぞれの費用目安をカテゴリごとにわかりやすく解説します。

目次

訪問看護ステーションの設備基準とは?

訪問看護ステーションを立ち上げる際には、法令で定められた設備基準を満たす必要があります。これらの基準は、適切なサービス提供と事業運営のために設けられています。

訪問看護ステーションの設備基準は、以下の要件を満たすことが求められます。

事務室の設置

事業運営に必要な広さの専用事務室を設けることが必要です。同一敷地内に他の事業所や施設がある場合は、必要な広さの専用区画を設けることで要件を満たすことができます。

相談室の確保

利用者や家族との相談を行うためのスペースを設けることが求められます。プライバシー保護の観点から、個室であることが望ましいですが、パーテーションなどで仕切ることも可能です。

衛生設備の設置

感染症予防のため、手指洗浄の場所や手指消毒備品などの衛生設備を備える必要があります。

鍵付き書庫の設置

個人情報を適切に管理するため、鍵付きの書庫を設置することが求められます。

これらの設備基準を満たすことで、訪問看護ステーションは適切なサービス提供と事業運営が可能となります。

訪問看護ステーション立ち上げ時の必要物品一覧

訪問看護ステーションを立ち上げる際には、適切な物品を揃えることが重要です。以下に、必要な物品をカテゴリごとにまとめました。

1. 医療器具・衛生用品

  • 訪問かばん:訪問時に必要な物品を持ち運ぶための専用かばん。
  • カルテ用かばん:カルテや書類を保管・持ち運ぶためのかばん。
  • プラスチックゴム手袋:感染予防のための使い捨て手袋。
  • 手拭用紙タオル・ウェットタオル:手指の清潔を保つための用品。
  • マスク(サージカル、N95):感染防止のためのマスク。
  • 速乾性手指消毒薬:手指の消毒に使用。
  • 血圧計:血圧測定用。
  • 体温計:体温測定用。
  • パルスオキシメーター:血中酸素飽和度の測定に使用。
  • 聴診器:心音や呼吸音の確認に使用。
  • 吸引器(電動式・足踏み式):痰の吸引などに使用。
  • 吸引カテーテル:吸引時に使用するカテーテル。
  • 滅菌ガーゼ、綿球類:創傷処置や清拭に使用。
  • 消毒薬(ヒビテン、イソジン液、消毒用アルコール):皮膚や手指の消毒に使用。

2. 事務機器・事務用品

  • パソコン・タブレット:記録管理や情報共有に使用。
  • プリンター・コピー機:書類の印刷や複製に使用。
  • 電話・FAX:連絡手段として必要。
  • 文房具(筆記用具、ファイル、クリップなど):日常業務に必要な事務用品。

3. 移動手段

  • 車両(自動車、自転車など):訪問先への移動に使用。

これらの物品を適切に揃えることで、訪問看護ステーションの円滑な運営と質の高いサービス提供が可能となります。

必要物品を揃えるために必要な費用目安

カテゴリ項目数量費用目安備考
医療器具・衛生用品訪問用バッグスタッフ人数分約5万円/個肩掛け型、手持ち型、リュック型など種類あり
血圧計、体温計、聴診器などスタッフ人数分約10万円/人必要な医療機器一式
衛生用品(手袋、マスク、消毒液など)約10万円初期費用として
事務機器・事務用品パソコンスタッフ人数分約10万円/台業務効率化のため1人1台が望ましい
プリンター・コピー機1台約20万円機能やサイズにより変動
電話・FAX1台約5万円
文房具(筆記用具、ファイル、クリップなど)約5万円日常業務に必要な事務用品
移動手段車両(自動車)必要台数約200万円/台訪問先への移動手段として
自転車スタッフ人数分約5万円/台電動自転車なども検討可

これらの費用はあくまで目安であり、選択する機器の性能やブランド、新品・中古の違い、ステーションの規模やスタッフの人数によって変動します。​

また、事務所の家賃や人件費などの運転資金も考慮する必要があります。​詳細な資金計画を立てる際には、各項目の具体的な見積もりを取得し、総合的に検討することが重要です。​

まとめ

訪問看護ステーションの立ち上げには、事務所の設備基準を満たすための物品や備品の準備が必要です。具体的には、事務所内の専用区画、相談室、衛生設備、鍵付き書庫、防火対策などが求められます。

また、訪問用バッグや医療機器、衛生用品、事務機器、移動手段などの物品を揃えるための費用は、ステーションの規模や選択する機器の種類によって異なりますが、一般的な目安として約370万円が必要とされています。さらに、電子カルテや勤怠管理ソフトなどのソフトウェア費用も発生するため、詳細な資金計画を立てることが重要です。

これらの準備を適切に行うことで、訪問看護ステーションの円滑な運営と質の高いサービス提供が可能となります。

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